昨年からおうち時間の暇つぶしにレザークラフトを始めました。難しそうに思っていましたがやってみると案外敷居は低くて、頭の中にあったものがだんだんと形になっていくのが楽しいです。最初にある程度道具を揃える必要がありますし、素材となる革の値段も安くはないですが、自分のペースでじっくり取り組めるいい趣味です。

制作にあたってはYouTubeなどで他の人の作品を参考にしたりしますが、型紙(パターン)は全て自分で考えて作っています。参考書には野谷久仁子さんの「手縫いで作る革のカバン」がとても役に立っています。レザークラフトの基礎が一通り押さえられてますし、皮革工芸への思いの伝わるとてもいい本で、何度も読んでいます。

作品が増えてきたので、作った順にいくつかご紹介します。

腕時計ホルダー

腕時計ホルダー

夏場は蒸れる腕時計をどう携帯するかは以前からの悩みでした。腕時計は複雑な立体形状をしているので、湿式整形(革を水に濡らして柔らかくし、型にはめた状態で乾燥させて形を作る方法)に挑戦。1回目は革が短くなりすぎて失敗、2回目でうまくいきました。湿式整形は便利な手法ですが、型を作るのが大変でした。

ノートカバー

ノートカバー表側

横開きでペンを一緒に持ち運べるノートカバーが欲しかったので、自分で作ってみました。縫い代がヨレてしまったりしましたが、レザークラフト初心者にしてはうまくできたのではないかと思います。今でも便利に使っています。

ペンケース

ペンケース

姪っ子にプレゼントするための試作品。のはずが、学校でファスナー式は不可ということが判明し試作品止まりに。革の染色、ファスナーの取り付け、マチの取り付け、引き手の制作など、新しいチャレンジの多い作品になりました。結果的に自分で便利に使えているのでまぁいいでしょう。

小銭入れ

ましかくの小銭入れ

母の使っていた小銭入れが傷んでしまったというので作ってあげることに。蓋を閉じた状態でコインが出てこないように設計するのが難しかったです。見た目はなかなかシンプルできれいにできたんじゃないかと思います。

単眼鏡ケース

単眼鏡ケース

もはや新しく手に入れた道具にはケースを作らずにいられなくなってきました。最近購入したビクセンの単眼鏡用に、(ケースは元々ついてるのに)携帯用のケースを作りました。円筒形の形状を革で作るのはとても難しいです。しかし苦労の甲斐あってなかなか面白い形になりました。

気が向いたら製作工程を書きたいと思います。