Shigeru Hasegawa

レザークラフト用のレーシングポニーを自作した

今年の初め頃にレザークラフトに手を出していろいろ作っています。始めてすぐにわかったことは、革同士を縫い合わせる時、革が丁度いい高さで固定されていないと作業が難しいということです。このためレザークラフトではレーシングポニー(スティッチングポニーとかウマとも呼ばれる)という、革を固定する専用の道具が使われるんですが、市販のものはなかなかいい値段がするし、あまり大きくても保管するときにかさばるので、ひとつ自分で作ってみることにしました。

6cm角のヒノキ材が余っていたので、これを切り出して主部品を作ります。あんまりややこしい形だと作るのが大変なので、なるべくシンプルな形で。しかしノコギリとのみだけでカーブを切り出すのは結構大変でした。ヒノキのおがくずはいい匂い。

必要な部品はこれだけ。ボルトはM7の10cmで、ボルトの頭に市販のハンドルパーツをつけています。クランプはアイガーツールのM-2です。ホームセンターで1000円くらいでした。似たようなやつなら何でもいいと思います。

サイズはこんな感じ。ボルトの締め付けで革の保持とクランプの角度の固定をする単純な機構です。机にクラフトクランプで固定して使います。革が当たる部分には作品に傷がつかないように革を接着しました。机に当たる部分にもずれにくいように革を貼ってます。

縫う部分に応じてクランプの角度を変えられるのが便利です。アームはもうちょっと長くても良かったかなと思いました。あと先端の保持する部分は市販のもののように鋭角になっていた方が、作業する手に当たりにくくて便利だと思います。まぁ丸っこくてかわいい感じにはなったので良しとします。

2020.10.24追記
厚みのあるもの(1cm〜)を挟むと回転部が十分に締まらず角度を固定できなくなることに気が付きました。まぁ今まで革3枚分の厚み以上のものを挟んだことはないので、特に問題になったことはありませんが。

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