「敏感すぎるあなたへ」のテンセンテンス法トレーニング21日目。
今日は朝から家に誰もいなかったせいか、合わせて1時間のテンセンテンス法と瞑想がよく集中して実践できました。トレーニングは気付くと20分を超えていた程ですし、呼吸や感覚に集中する瞑想も、いつもより平静に、より客観的に実践できたと思います。特に呼吸を観察する瞑想(アーナパーナ瞑想)では、ほんの短い間ではあるもののずいぶん久しぶりに「今は他の何事にも気を煩わされなくていいんだ」と心から思うことができて、とても穏やかな気分になれました。
このトレーニングを始めて、効果を感じられる目安と書かれている3週間が過ぎました。この間、1日も欠かさず実施しましたし、ほとんどの場合で朝晩20分ずつ、1日40分は実践したことになります。しかし残念ながら今のところ、本で書かれている程の劇的な成果は得られていません。自分の中に深く根を下ろしている悲観主義は、そうやすやすと解決できるものではないようです。上で書いたように今日は特に穏やかな気分になれましたが、実感としてはこれはむしろ「ザ・ワーク」への取り組みの成果だと感じます。求めていたことが、その端緒となった本からは得られず、そこで紹介されていた本から得られたというのは、ちょっとおかしな感じです。
とはいえ、トレーニング自体は辛いものではなく、むしろ楽しいと感じることも多いので、もうしばらくは続けてみようと思います。
ザ・ワークの取り組みには、また大きな発見がありました。解決できない問題だと考えていたことが、実は事実と自分の考えが混ざっていたもので、その自分の考えが現実に即して無いがために、自分自身を苦しめていた、というものです。これほどのことを自問するだけで自分一人で答えを導き出すことができるというのは、本当にすごいメソッドだと思います。
ただ、まだこれが本当に価値のあるものなのかどうかは確証が持てません。なぜなら、答えを導けたとしても、それを本当に心から理解できているのか、それとも言葉の上だけでの理解なのかが、まだよくわからないからです。紙の上でもっともらしい言葉を見つけられたとしても、それがどれほど自分の中に浸透したのか、自分ではわかりません。それは、同じ問題に再度直面したとき、自分がどう反応するかでわかるのかもしれません。