Anker PowerWave+ Pad with Watch Holder を5月に購入して2ヶ月ほど使用しました。iPhone SE (2020) と Apple Watch Series5 (Nikeバンド) で使用しています。両方ケースなしです。製品の作りは十分しっかりしていると思います。ACアダプタ、ケーブル、本体共に問題ありません。また Apple Watch 用の磁気充電ケーブルを流用するのも、無駄が出ず良いアイデアだと思います。組み立ても簡単にできました。

写真:付属品一覧 本体、ACアダプター、マイクロUSBケーブル
写真:磁気充電ケーブルの組付け

しかししばらく使用してみてわかったことは、ワイヤレス充電は機器を加熱するという問題があるということです。iPhone や Apple Watch で使用されているリチウムイオンバッテリーは熱が大敵で、Apple公式サイトの説明(バッテリー – パフォーマンスを最大化する)によれば、

  • iPhone や Apple Watch に最適な温度の範囲は0〜35℃
  • バッテリーを35℃を超える環境に置かないことが特に重要

とあります。しかしワイヤレス充電器は充電機器を加熱しやすいようで、気温20度の日に満充電状態になった iPhone を測ってみたところ35℃まで加熱されていました。手で触れても熱いというほどではないもののかなり発熱していることがわかります。これから暑くなるにつれ、さらに加熱されることは容易に想像できるので、充電中に35℃を超えることも多くなると思います。

またワイヤレス充電機器のその他の問題点として、

  • 充電器本体と充電機器との間にスペースがなく、熱が逃げにくい
  • 中心からずれて充電機器を置くとより加熱する

という点も指摘(ワイヤレス充電でスマホのバッテリー寿命が縮む?研究者が指摘)されていて、この製品はそのいずれも対応していないと言えます(見た目とのトレードオフなのでしょう)。

また iPhone 充電中は、やや耳障りな高周波が充電器本体から聞こえます。机の上に置いて使用する場合、気になる人はいるのではないかと思います。私は気になりました。

総評としては、熱と音の問題が気にならないのであれば、非常に便利な充電器だと思います。位置を気にする必要があるとはいえ、やはり置くだけで充電してくれるというのは楽です。しかし iPhone を長く大事に使いたいという観点からは、気温の高くなる季節の使用は避けるべきだと思いました。有線接続できない Apple Watch はともかく、夏場の iPhone の充電は有線で行い、十分に涼しくなったら様子を見ながら使用を再開してみようと思います。